2024年05月01日掲載
気温が高くなるこれからの時期は、熱中症の発生が多くなります。熱中症は、重症になると命にかかわる危険性があります。暑さを避けて、こまめに水分を補給しましょう。
屋外のみならず、屋内でも、熱中症になる可能性がありますので、体調管理に十分注意してください。
熱中症とは、体の内と外の「暑さ」によって引き起こされる様々な体の不調です。
気温や湿度が高いときは、屋外での長時間の活動を避け、帽子や日傘などで直射日光に当たらないように工夫しましょう。また、屋内でじっとしているだけでも熱中症になる場合があります。暑さを感じなくても室温や外気温を測定し、扇風機やエアコンを上手に使い、室温の上昇や風通しに気をつけましょう。
急に気温が上がった時は、体が暑さに慣れていないため、特に注意しましょう。
自分では気づかないうちに脱水症状が進んでいる場合があります。喉が渇いていなくても、こまめに水分を補給しましょう。(目安として1日1.2リットル、コップ約6杯分)
汗をかいたときには、塩分も補給しましょう。
通気性や吸湿性・速乾性のよい素材で、ゆったりとした風通しのよい衣服、熱を吸収しにくい白色系の衣服を選びましょう。
保冷剤や氷・冷たいタオルなどで、体を冷やしましょう。
休養と睡眠を十分にとり、ミネラルやビタミンを補給するために、野菜類や海藻類などをたくさん食べましょう。また、疲労回復のために、たんぱく質を積極的にとりましょう。
一人一人が周囲に気を配り、声をかけ合いましょう。それぞれが予防意識を高めることで、熱中症の発生を防ぐことができます。
◇環境省の熱中症予防情報サイトでは、「暑さ指数」を用いた各地域の注意情報などをご覧いただけます。
◇「熱中症警戒アラート」は、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予想される日の前日夕方または当日早朝に都道府県ごと(※北海道、鹿児島、沖縄は府県予報区単位)に発表されます。
発表されている日には、外出を控える、エアコンを使用する等の、熱中症の予防行動を積極的にとりましょう。
熱中症警戒アラート発表時の予防行動 (PDF 1541KB)
◇静岡県内において、全ての暑さ指数情報提供地点における、翌日の日最高暑さ指数(WBGT)が35(予測値)に達する場合等には「熱中症特別警戒アラート」が発表されます。
自助で熱中症予防行動をとることが基本ですが、気温が特に著しく高くなることにより重大な健康被害が生じるおそれがある場合には、自助による熱中症予防行動が難しい場合もあることから、家族や周囲の人々による見守りや声かけ等の共助や公助が重要となります。
熱中症特別警戒アラートが発表される際は、富士市指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)が開放されますので、ご利用ください。
熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。高齢者は体温調節機能が低下してくるため、暑さへの対応が遅れる可能性があります。
また、子どもは体温調節機能が十分に発達していないうえ、自分で気温や体の状況を正確に把握できないことがあるため、対応が遅れがちです。
身の周りに高齢者や子どもがいる人は、温度計などで気温を確認したり、こまめに水分補給を促すなど、気を配るよう心がけてください。
障害をお持ちの方も、自ら症状を訴えられない場合があるため、特に配慮が必要です。
手当の基本は、 「安静」「冷却」「水分・塩分補給」 です!
※熱中症は、重症になると命に関わる危険性もあります。自力で水を飲めない、意識がない場合は、直ちに救急車を呼びましょう!また、手当てをしても症状が回復しない場合は医療機関を受診しましょう。
保健医療課(フィランセ西館3階)
電話:0545-67-0260
ファクス:0545-67-0355
メールアドレス:ho-iryou@div.city.fuji.shizuoka.jp